私のGDBインプレッサは手元に来てから化学合成油、しかもエステル系のエンジンオイルしか入れていない。
買った中古車屋は大手の店だったが、納車時にはまさかのマツダ純正10W-30を入れてくるという奇行をしてきたので納車400km後には交換した。
もっともメーカーの指定オイルはSUBARU MOTOR OIL 5W-30であり、一応メーカーでは「一般公道で使う分にはこれで不具合は出ませんよ」ということで指定オイルにもなっている。
制限速度を守り、ブーストをほとんど掛けない乗り方で、かつ10年10万キロで乗り換えるような使い方だったらこのオイルでもいい。
またはエンジンすら消耗品だと割りきって乗るのも別にいいだろう。
しかし私はこのインプレッサをあと10年10万キロは最低でも乗ると決めている。
現在走行距離は80000km(半年で1万キロ走行)
つまり18万キロ前後は乗ると仮定している。
もちろんエンジンは消耗品であるという考えは私にはない。
水平対向はクランクメタルが直4より幅が狭いので負担が大きい。
なぜEJ20のエンジンブローの殆どがクランクメタルに起因するのか、それは構造的な問題もあるのだ。
オーバーヒートするとクランク軸受け部分のクリアランスが広がり、そこから油圧が逃げてブローする。
EJ20はアルミブロックである。
元々F型のラジエターは強力なものがついているため、水温はノーマルタービンでは裏山で死ぬほどせめても風さえ当たっていれば90℃以上になったことがない。
まあこれから夏になるからどうなのかわからん部分もあるが。
いずれにせよ、水温はきちんと管理しておいて損はない。
大多数のEJ20ユーザーは殆どメーカーが組んだままの状態で乗られている部分が多いはずだ。
それこそ精密OHして重量合わせやダイナミックバランスを温度管理された場所で取られたものであれば、耐久性は間違いなくあがる。
しかしそれにはコストがかかる。大体少なく見積もっても上記の精密OHには50万程度金額がかかる。
そこまでして乗り続ける人全体の1割以下だと予想している。
ストック状態のEJ20は、メーカーでもかなりクリアランスは厳しくチェックされているとはいえ、そこは市販量産車である。
サーキットを連続で全開アタックをするようなことをすればエンジンはたちまち悲鳴をあげるだろう。
では、少しでもノーマルのまま長く全開で安全に踏めるようにするにはやはりエンジンオイルに拘るしかないと考えている。
もちろん、エンジンのことを考えて「ここらへんでやめておこう」と考えて走るのもアリだ。
私がインプレッサに入れてきたエンジンオイルはこれらである。
(以下画像はネットから)
MOTUL 300V 5W-40
Moty's 15W-50某店SPL
REDLINE 10W-40
AMS OIL DOMINATOR 10W-30+15W-50
現在はAMS OILが入っている。
10W-30 3QT+15W-50 2QT
(本当はこれ、15W-50を3QT入れたかったが、オートバックスの店員がミスって逆になってしまった。
油圧は若干落ちたが、フィーリングは極めて良い)
アムズオイルが今回初のPAO系のエンジンオイルであるが、まったくもってフリクションが少ないと感じる。
以前入れていたエステル系のエンジンオイルと同等の静粛性も持ちあわせており、なにより油温の上がり下がりが早い。
100℃に達してからいつものようにクーリングをするだけであっという間に10℃くらい下がる。
MOTUL300Vは2回入れているがこうはならなかった。
ちなみにエンジンオイルは3000km程度で交換している。オイルフィルターは2回に一度交換している。
過保護とも思えるほどだが、それでもブローしてエンジンを壊すよりは安い。
大体オイル代だけで1万キロ走る間に35000円ほどかかっているが、これが10万キロ換算で35万である。
もしこのままブローしなければ、OHするより安くあがる計算ではある。
まあ何しても壊れるときは壊れるというのが通説である。
エンジン保護という観点からすれば、今やっていることは間違ってはいないが多少の金銭的無駄があるのも事実。
少しグレードを落としたオイルを入れてOH代金を貯めるという選択肢もあるが、やはりオイル交換後のなめらかに走る感じはやみつきになる。
結局は趣味ってことでwwwwwwwwwwwww
その中でもAMS OILはよく持つらしいです。
もっとも情報が少なく、ストリートでこのドミネーターと呼ばれるレーシングオイルを使っている人を見たことないのでテストがてら入れてます。